【1616日目】援デリの「真の元凶」は
カラオケで歌ったらグッときました!
本日で8月も終わりですね〜。なんとか予定していた仕事の7割は終えられたような。
11月開催予定の「セックスワーク・サミット2012@歌舞伎町・弐」、まだ3か月も先なのですが、早速参加お申し込みを頂いております。ありがとうございます!
ゲストの、一般社団法人Grow As People代表理事・角間惇一郎さんのインタビュー記事が出たので、リンクを。
●角間さんインタビュー
サミットの当日、お話をお伺いできるのが楽しみですね〜。
また、気鋭の社会学者・開沼博さんの記事もいくつか出たので、こちらもリンク。
●ソーシャルメディアが生んだ未成年少女の闇 高付加価値商品に巣食う「援デリ」
ポスト宮台を目指して頑張って頂きたいッス!
「援デリ」、構造的&顛末的には、今までの非合法性風俗の業態と全く同じですよね。
記事内であった、援デリ運営者の
「『純粋無垢な未成年の素人』と本番して、もしかしたら付き合えちゃうかもしれない。そりゃ、そこらの風俗よりちょっとくらい高くても、カネを払う人間はいくらでもいる」
というセリフ、まさに、私が新書で書いた「魔の素人スパイラル」そのものでしょう。
この、買う側の「素人病」「もしかしたら付き合えるかも病」、そして「未成年信仰」と「本番信仰」が、性風俗の世界を動かしている、巨大な(そして、本当にしょうもない)原動力なわけですが。
援デリの記事では、運営者や女性に焦点が当てられて、「買う側」の男性については、まず言及されることはありませんが、真の元凶は、運営者でも女性でもなく、上記の疾病に冒されて、非合法風俗で女を買い続けている彼等ですよね。
援デリの研究調査をされている人からちょろっとお聞きしたのですが、援デリをはじめとした非合法性風俗で、未成年相手に買春を繰り返す男性、一般的なイメージからすれば、「倫理観と人権意識の欠如した、動物以下の存在」「私たちとは生きる世界が全く異なる、裏社会の人たち」みたいに捉えられがちですが、実は、大半が「一般社会で暮らす、ごく普通の人」らしいです。
実際、ニュースで「未成年買春で逮捕された容疑者」として報道されるのも、教師や公務員といった、ごく普通の&真面目な市井の人たちですし。
つまり、私たちと同じように働いて、同じように生活している人が、実は、非合法風俗で未成年買春をやりまくってます、というのが現状なのかと。
さらに裏を返せば、誰だって、どこかで何かのきっかけがあれば、「買い手」(もしくは「売り手」)に回る可能性はある、と。
前述の「素人病」「もしかしたら付き合えるかも病」、そして「未成年信仰」と「本番信仰」、どんな男性にでも、少なからずありますしね。
ということは、援デリをはじめとした違法風俗・売買春を無くす方法は、いたちごっこ的に運営者を摘発するだけではなく、一般男性に向けて、「買い手にならないための教育プログラム」を走らせることなのでは、と考えております。
高校生〜大学生向けの「買春ワクチン」「ポルノワクチン」みたいな教育プログラム、これはホワイトハンズでいつかやりたいなぁ、と考えてます。っていうか、やります!
一般社団法人ホワイトハンズ
代表理事 坂爪真吾(さかつめ・しんご)
私たちは、「新しい性の公共」をつくります。
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- 2012.08.31 Friday
- 2012年8月の開発日誌
- 17:21
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